産業廃棄物処理業について

産業廃棄物処理業とは

産業廃棄物処理業とは、他者から委託を受けて産業廃棄物の処理(収集・運搬又は処分)を行うことをいい、取り扱う産業廃棄物の区分(産業廃棄物又は特別管理産業廃棄物)ごと、処理方法(収集・運搬、処分)ごとに、以下の4種類があります。

産業廃棄物処理業を営もうとする場合は、業種ごとに、産業廃棄物処理業を行おうとする区域を管轄する都道府県知事等の許可を受けなければなりません。

なお、収集・運搬を業として行う場合には、積み卸しを行う区域を管轄する都道府県知事等に限り許可を受ければよく、途中通過する都道府県知事等の許可を受ける必要はありません。

たとえば、埼玉県内の解体工事現場で発生した木くずを車両に積み込み、千葉県を通過して茨城県の処分業者に搬入する場合は、埼玉県と茨城県の産業廃棄物収集運搬業(木くず)の許可が必要となります。

このとき、積み卸しを伴わない千葉県の産業廃棄物収集運搬業の許可は不要です。

※排出事業者が自ら産業廃棄物を処理する場合には、他者から委託を受けて産業廃棄物を処理するものではないた
 め、産業廃棄物処理業の許可は不要です。(いわゆる自社処理の場合)

ポイントは、産業廃棄物は当該産業廃棄物を排出した事業者に処理責任があって、排出事業者が自ら処理するか、産業廃棄物処理業者に処理を委託する必要があります。
なお、産業廃棄物以外の廃棄物は一般廃棄物に分類され、原則として市町村にその処理の責任があります。

廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和45年法律第137号)(以下、産業廃棄物処理法)は、産業廃棄物の定義について、廃棄物(ごみ・粗大ごみ・燃え殻・汚泥・ふん尿・廃油・廃酸・廃アルカリ・動物の死体その他の汚物又は不要物であって、固形状又は液状のもの)のうち、以下に分類されるものを規定しています。

産業廃棄物とは

産業廃棄物には、①一般産業廃棄物、②特別管理産業廃棄物の2種類があります。

①一般産業廃棄物では、事業活動に伴って生じた廃棄物で、以下の20種類及び輸入廃棄物を産業廃棄物としています。

①一般産業廃棄物廃棄物

(1)あらゆる事業活動に伴うもの(12種類)
①燃え殻、②汚泥、③廃油、④廃酸、⑤廃アルカリ、⑥廃プラスチック類、⑦ゴムくず、⑧金属くず、⑨ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず、⑩鉱さい、⑪がれき類、⑫ばいじん

(2)特定の事業活動に伴うもの(7種類) ※詳細については下記別表をご参照ください
⑬紙くず、⑭木くず、⑮繊維くず、⑯動植物性残さ、⑰動物系固形不要物、⑱動物のふん尿、⑲動物の死体

(2)特定の事業活動に伴うもの(7種類)別表

事業活動に伴う廃棄物であっても、上記の7種類については、上記の特定の業種から排出されるものでなければ一般廃棄物(事業系一般廃棄物と呼ばれます。)に分類されます。

(3)(1)又は(2)の産業廃棄物を処分するために処理したもので、上記の産業廃棄物に該当しないもの
⑳政令第13号廃棄物

②特別管理産業廃棄物

特別管理産業廃棄物とは、産業廃棄物のうち、爆発性、毒性、感染性その他の人の健康又は生活環境に係る被害を生じるおそれがある性状を有するもの、をいいます。

主に病院で出される注射針や介護施設から出されるごみが該当します。

① 廃油(揮発油類,灯油類及び経由類に限る。)

② 廃酸(PH2.0 以下のものに限る。)                                  

③ 廃アルカリ(PH12.5 以上のものに限る。)

④ 感染性産業廃棄物

⑤ 特定有害産業廃棄物(※)
⇒燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、鉱さい、ばいじん、廃石綿等、廃PCB等、PCB汚染物、PCB処理物、廃水銀等
※ 特定の排出源から排出され,所定の有害物質を基準値以上含むものに限る。